トロンボーン

おすすめ電子メトロノーム5選

 皆さんは楽器を練習するときにメトロノームを使っていますか?

吹奏楽部などの備品でメトロノームをいくつか持っている学校は多いと思いますが、全員が自分のメトロノームを持っていることは中々ないのではないでしょうか?

メトロノームは演奏技術を高めるために絶対に必要なアイテムなので、かならず全員が持っているべきです。

 ここではメトロノームの中でも、特に電子メトロノームを使うべき理由と、おすすめの電子メトロノームをくわしく解説していきます。

お気に入りのメトロノームを見つけて、コツコツと練習に励みましょう!

メトロノームは個人練習に必須のアイテム

メトロノームは個人練習をするときに絶対に必要なアイテムです。

ロングトーンや音階練習をするときには基準になるテンポがかならず必要になります。曲の練習をするときにも、安定したテンポ感をインプットすることで、より説得力のある演奏を作ることができるのです。

たとえば早い曲が少しも遅れずにスピーディに進んでいったり、ゆっくりな曲で1拍1拍にしっかりとした重みや粘りがあったり。
そういった音楽のもつ魅力も、安定したテンポ感に裏打ちされて共感を呼ぶことは多々あるのです。

また吹奏楽やオーケストラなどの合奏体では、タイミングを合わせるために、基準となるテンポ感を鍛えることが必須になります。

一流のプロ奏者でも、ほとんどのプレイヤーが常にメトロノームを使って練習しているものなのです。

振り子のメトロノームをおすすめしない理由

吹奏楽部やオーケストラ部では、備品として振り子式のメトロノームを持っていることも多いでしょう。

振り子式もシンプルで使いやすくていいのですが、音が聞こえにくいのが難点です。
私はオススメしません。

目で見て合わせることももちろんできますが、合奏のためにはやはり耳で聞いて合わせる感覚を磨いておきたいですね。
複数人数で使いたいときには尚更不便です。

ほかにも

  • 大きいので持ち運びにくい
  • 長期間使うとズレていく
  • 3連符や中抜きなどのリズムは使えない

などの理由から、電子メトロノームを使うことをおすすめします。

スマホアプリをオススメしない理由

メトロノームやチューナーならスマートフォンのアプリを使うよ、という方も多いでしょう。
ですが私はスマホアプリはオススメしません。

スマホの中には

  • メール
  • LINE
  • ゲーム
  • マンガ
  • TwitterやInstagramなどSNS

このような、集中力を低下させるコンテンツが満載です。

もちろんこれらの使用をすべて否定はしませんが、練習の妨げになることは間違いありません。
つよい意思でこれらを遠ざけることもできるでしょう。しかし結局は集中力を奪われます。

練習中はスマートフォンをカバンや引き出しにしまって、電子メトロノームで練習に集中しましょう。

おすすめ電子メトロノーム5選

それでは実際に、オススメな電子メトロノームを紹介していきます。

コンパクトなものや多機能なもの、値段の安いものなど特徴は様々です。

予算や使うシーンなどみなさんに合ったメトロノームを見つけて下さいね!

SEIKO メトロノーム DM51

クリップ式のコンパクトなメトロノーム。

どこにでも挟んでつけられるのが便利で、小型なので重さも気になりません。
なかには聞こえやすいように耳にはさむツワモノもいるとか…(私です)

BPM30~250まで幅広く設定できて、ビートも7拍子まで、8分・16分・3連符も出せます。

そして何より音が大きい!
限界まで大きくするとなかなかの音量です。
管楽器のパート練習くらいならよほど人数が多くない限り、アンプがなくても全員が聞き取れるでしょう。

シンプルで使いやすいので、迷ったらこちらを持っておきましょう。

YAMAHA ME-340PF

こちらは大手ヤマハの電子メトロノーム。

このメトロノームのスゴイところは、1プッシュで基準音を鳴らせること!
ピアノの鍵盤が描かれていて、出したい音を押せばメトロームが鳴っていても基準音がすぐに出ます。

これはどちらかといえばチューナーによくある機能ですが、使う時間が長いのはチューナーよりメトロノームです。
メトロノームに付いていることによって、気軽に基準音を聞くことができるのです。

メトロノームとしては、タップ機能がついているのが便利です。
イメージしているテンポでTapボタンを3回押せば、押したテンポになります。

この機能はなかなかに正確なので助かりますよ!

BOSS ドクタービート DB-30

エフェクターやアンプなど、様々な音響機器を手がけるの小型メトロノーム。
多彩なリズムパターンを使えるドクタービートシリーズのコンパクトタイプです。

なんと17個までのビートなら変拍子を作ることができます。
たとえば3/8+5/8など。
ボタンが少ないので多少難しい操作ですが、他のコンパクトタイプのメトロノームにはない大きなメリットと言えます。

ほかにも

  • イヤホンジャック
  • タップ機能
  • 基準音1オクターブ
  • オート電源オフ

これらの機能もあります。
メトロノームとして申し分ない性能といえるでしょう。

KORG(コルグ) MA-2 チューナー/メトロノーム

こちらも音響機器の大手、KORGのメトロノーム。

とにかくコンパクトで安いのがウリといえるでしょう。
それでもメトロノームとしての機能は十分にあります。

小ささでは先に紹介したSEIKOのDM-51が勝っていますが、こちらはイヤホンジャックがついているのが強み。
部活などで多人数が入りまじって個人練習をするとき、イヤホンが使えないとメトロノームが聞きとれず集中できなくなります。

そのようなシーンが想定されるならSEIKOよりもこちらがおすすめ。

  • 基準音1オクターブ
  • タップ機能
  • タイマー機能

も使えます。

自由に設定できるタイマーはなかなか便利ですね!
タイマーがないとスマートフォンを出すことになり、集中が妨げられます。

YAMAHA TDM-700 チューナー/メトロノーム

大手楽器メーカー・ヤマハのチューナー&メトロノーム。
吹奏楽部の小中高生なら、使っている人がいちばん多いのはこちらではないでしょうか?

チューナーとメトロノームが一体になったタイプなので、どちらも持ち運ぶ方には助かるアイテムです。
音は小さめですが、イヤホンジャックがついているのであまり気にならないでしょう。

最大の強みはチューナーとメトロノームを同時に起動できるのこと!
練習しながらチューナーを凝視するのはあまりおすすめしませんが、ロングトーンで発音の音程をチェックしたり、フレーズの中でどうしてもズレてしまうような時には役に立ちそうです。

値段はすこし高めですが、チューナーとメトロノームをあわせて買うと思えば安いですね。

コラボモデルいろいろ

おまけです。

日々肌身はなさず使うメトロノームだからこそ、気に入ったデザインのものが使いたい!という方は多いでしょう。

メトロノームにも人気キャラクターのコラボレーションデザインのものがありますので、少しご紹介します。

KORG(コルグ) MA-2 ポケモンコラボモデル

いきなりツボをついてくるコラボ商品、KORGのMA-2のポケモンコラボモデルです。
ピカチュウ・イーブイの2種類があります。

もともとのMA-2のツートンカラーをうまく活かしたデザインといえるでしょう!
ドット絵がファンの心をくすぐります。

ピカチュウとイーブイ、あなたはどちらと旅に出ますか…?

YAMAHA TDM-700 ディズニーモデル

こちらはヤマハのTDM-700のディズニーモデル。

  • ミッキー&プルート
  • ドナルド&ヒューイ・デューイ・ルーイ
  • アリエル

の3種類があります。

ミッキーがスーザフォンを吹いていたりドナルドが大声で歌っていたり、ディズニー&音楽好きにはたまらないデザインですね…!

ミッキーが一緒なら頑張れる!ハハッ!

SEIKO DM51 すみっこぐらしモデル

こちらはクリップ式メトロノーム、SEIKOのDM51とすみっこぐらしのコラボモデル。
水色とピンクの2種類があります。

もともとパステルカラーが多いDM51なので、すみっこぐらしとよく合っていますね。
なんならもともと付いていたのでは?と思うくらいに自然な仕上がりです。すみっこおそるべし!

まとめ

おすすめの電子メトロノームを5つ紹介しました。

どのメトロノームも日々の練習を楽しく意味のあるものに変えてくれます。
メトロノームを上手に使ってコツコツ練習すればかならず上達して、音楽を演奏する喜びが大きくなります。

さあ今すぐMyメトロノームを手にいれて、鉄壁のテンポ感を手にいれましょう!